【電池の容量】mAh,AhからWhに変換する方法【飛行機持ち込み160Wh以下かどうか判定する方法】

【電池の容量】mAh,AhからWhに変換する方法【飛行機持ち込み160Wh以下かどうか判定する方法】

 

最近では、リチウムイオン電池の発火事故なども多く発生し、電池の安全性への関心がみなさん高まっているかと思います。

 

安全性に関する規格を通した(電池の安全性試験の概要、位置づけについてはこちらで解説しており、代表的な安全性試験としては、過充電試験外部短絡試験過放電試験、内部短絡試験などが挙げられます)リチウムイオン電池が一般的に世に出回っていますが、それでも発火事故などが起きています。

 

それらも踏まえ、飛行機に持ち込むモバイルバッテリー(主にリチウムイオン電池)の容量が160Wh以下であることを条件としている会社が2017年11月現在多くあります。

 

しかし、みなが持っている電池(バッテリー)は基本的にWh容量の記載がなく、160Whに達しているかどうか判断しにくいため、基本的に記載がある容量[mAh,Ah]と電圧[V]からWh容量に変換する方法について解説しています。

 

・mAh,AhからWhに変換する方法(飛行機持ち込み160Wh以下かどうかの判定方法)

 

というテーマで解説しています。

 

 

mAh,AhからWhに変換する方法(飛行機持ち込み160Wh以下かどうかの判定方法)

 

単位[Wh] と 単位[Ah] は電圧[V] も用いて、[Wh] = [Ah] × [V] で結びつけることが出来ます。

 

スマホ向けモバイルバッテリーを始めとしたリチウムイオン電池において単位が[Wh]となる量は、Wh容量と呼ばれる量(正確にはワット時定格量と呼ばれます)のことを表しています。

 

同様に、単位が[AhやmAh]となる量は、容量(Ah,mAh)と呼ばれる量のことを表しています。

 

さらに、単位が[V]となる量は、電圧(作動電圧)のことを表しています。

 

 

さて、本題の機内持ち込みに関するワット時定格量が160Wh以下かどうかを判定する方法ですが、具体的にはスマホの裏面などに記載のスペックに着目しましょう。

 

そして、Capacity(容量)の部分に10000mAhと記載されている場合は、単位をAhに変換します。

 

10000mAh = 10Ah です。

 

さらに、上述の作動電圧は一般的に放電時の作動電圧のことを指すため、Output(出力)と記載の部分の電圧3.7V(などと記載)の値を使用します。

 

すると、ワット時定格量(Wh容量)=10 × 3.7 = 37Whとなり、160Wh以下となることがわかります。

 

単純に容量の単位をAhに変え、電圧Vと掛け算するだけでこのワット時定格量が求まることを覚えておきましょう

 

 

(※以下補足)

 

一般的なリチウムイオン電池正極活物質にコバルト酸リチウムを使用し、負極活物質に黒鉛を使用、電解液に有機系の溶媒LiPF6を溶かしたものが一般的であり、この構成の電池の平均作動電圧はおよそ3.7Vになることが知られています。

 

最近では更なる高電圧化に向けた材料の研究、開発も進み、これ以上の電圧、高容量を達している電池も存在します。

 

また、このワット時定格量(Wh容量)を質量や体積で割ったものをエネルギー密度と呼び、この値が大きいほど電池の性能は良いとされていますが、エネルギーをより密に詰め込んでいるため安全性としては異常時、より危険になるともいうことができます。

 

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