IOTにおけるゲートウェイとサーバーとは?メインサーバーとアプリケーションサーバーの違い
いま「IOT社会が加速されている」ということをニュースでよく目にするようになりました。
おそらくIOTについて、「パソコンやスマホなどのインターネットと関連すること」となどという漠然とした意味は理解している方が多いでしょう。
ただ、「IOTの具体的な定義」や「実際にどのようなものに適用されているのか」などの詳細について理解している方は少ないといえます。
中でもここでは、IOTを構成している材料の一つであるゲートウェイやサーバーについて解説していきます。
・IOTにおけるゲートウェイとは?
・IOT技術でのゲートウェイの種類
・IOTにおけるサーバとは?メインサーバとアプリケーションサーバーの違い
IOTにおけるゲートウェイとは?
結論から言いますとIOTにおけるゲートウェイとは、デバイスで取得したデータをクラウドに送付するための通信装置であるといえます。
以下のようなイメージです。
具体的なゲートウェイの仕組みについては以下で順を追って確認していきます。
IOTにおける構成要素においても解説しましたが、簡単にIOTを説明しますと、まずはデバイスによってデータを収集・クラウドへ送ります。
その後「伝達されたデータを基にアプリケーションが実行される」ということがIOTの基本的な流れです。
このようなIOTですが、デバイスからクラウドへ通信する装置のことをゲートウェイと呼びます。ゲートウェイはデバイスの内部に組み込まれているものとそうでないものに分けられます。
デバイスの中に組み込まれているものの代表としては、スマホやパソコンがあり、直接的にクラウドにデータを送付することができます。
一方で、デバイスに組み込まれていないデバイスでは、外部にゲーウェイを設置することで、初めてクライドへの通信が可能となるのです。
これらの流れを表したものが上にも記載した図です。
このように、デバイスに内蔵されていても、そうでなくても、クラウドとデバイスそのものをつなぐ中継役としての役割を担っています。
ただ、ゲートウェイでは、単純にデバイスとクラウドとを連携するのではありません。データをクラウドに容易に移動できるように、「データをサーバーへ移動できるファイルの形式に変換」「通信速度の向上」「サーバー側の負荷の低減」なども同時に行っているのです。
つまり、IOTにおいてゲートウェイも重要部材の一つといえます。
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IOTとは?身近な例を用いてIOT技術を解説
IOT技術でのゲートウェイの種類
このようなデバイスをクラウドをつないでくれるIOTゲートウェイですが、基本的には有線型と無線型があります。基本的には、無線タイプのゲートウェイが使用されることが多いです。
有線方式では、パソコンなどにケーブルを指すLAN接続やUSB接続などが代表的です。
ただ、有線である場合言葉の通り、線をつなぐ必要性があるために、その数が制限されてしまいます(ゲートウェイに接続できる線に限りがある)。
他にも、配線をひかなければいけないために、工事の費用や時間をとられてしまうという欠点が、優先型のゲートウェイにはありますl。
これらの理由から、逆に線がなくても一括して通信でき、かつ工事もいらない無線であるゲートウェイが一般的です。
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IOTにおけるサーバとは?メインサーバとアプリケーションサーバーの違い
そして、ゲートウェイを通してデータがサーバーにあげられるわけですが、そもそもサーバーとはどのようなものを指しているのでしょうか。
以下でサーバーの定義や種類について確認していきます。
IOTにおけるサーバーとは簡単にいうと、「データの保存、管理」「データを元にアクションを起こすためのデータのやりとりや各種処理」ができるシステム全般のことを指します。
サーバーは、主にメインサーバーと、メインサーバーを支えるオプション的な役割を担う複数のサーバーから構成されています。
以下のようなイメージです。
※※
ここで、メインサーバーとは、もの(デバイス)から入手したデータをインターネットを通じて送られた先にあるクラウドのことを指すことが基本です。このメインサーバーのことをデータベースサーバーやクラウドサーバなどととよぶこともあります。
ものから一旦メインサーバーにデータが送付された後に、「見える化(可視化)」「バックアップの取得」「アラーム」などの何かしらのアクションが起こされます。
各アクションを起こすための各機能を持っているのが、メインサーバー以外のサーバの役割といえます。このメインサーバー以外のサーバのことをアプリケーションサーバー、Webアプリケーションサーバー、WEBサーバーなどとよぶことが多いです。
このように、メインサーバーとアプリケーションサーバーを総称して、サーバーとよぶのです。
IOTに関する用語はややこしいため、一つ一つ丁寧に確認していきましょう。
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