パワーコンディショナー(PCS)とは?インバーターとの違いは?
電気製品はさまざまな部品によって、構成されていますが、中でも特に重要な機器として「パワーコンディショナー(パワコン)」や「インバーター」などがあげられます。
これらの用語は何かしらを変換する装置とその概要は知られていることが多いですが、具体的にどのような役割を持つのか理解していますか。
ここでは、パワコン(PCS)の意味やインバーターとの違いについて解説していきます。
パワーコンディショナー(パワコン:PCS)とは?インバーターとの違いは?
まず、パワーコンディショナーとは「太陽光発電や燃料電池発電(エネファームなど)で発生させた電力を家庭や工場で使えるようにするための、直流から交流に変換する装置」のことを指します。
別の言い方では、パワコンやPCS(Power Conditioner System)と呼ぶこともあります。
以下のようなものです。
http://www.enetelus.jp/(田淵電機HP)より引用
なお、パワコンと似た用語にインバーターというものがありますが、こちらもほぼ同じ意味で直流から交流に変換する装置といえます。なお、交流(AC)から直流(DC)に変換するため、ACDCインバーターなどと表現することもあります。
そして、実はパワーコンディショナーの構成部材の一つとして、このインバーターがあるのです。つまり、パワコン(PCS)は変換装置であるインバーターと各種継電器(OVRやUVRなど)や遮断器(ブレーカー)といった異常時に機器が壊れないようにするための保護装置から構成されているといえます。
また、インバーター(ACDCインバーター)には、太陽光、燃料電池による余剰電力を逆潮流させたり、効率的に発電ができるような制御システムも組み込まれているといえます。
このように、パワコン(PCS)は
・インバーターによるACDCの変換と効率的な発電機能
・異常時に機器が故障したり、自己が起こらないようにするための保護機能
を兼ね備えたものといえます。
今後まずますIOT社会が姑息される中で、電気的なエネルギーがより重要視されていきます。
そのため、より電力関係の知識を身につけておくと得することが多くなるため、このようなパワコン、インバーターといった専門用語についても理解しておきましょう。
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